創業1666年のヤヱガキ酒造株式会社(本社:兵庫県姫路市)は2004年2月20日夕(現地時間)、米現地法人YAEGAKI
Corporation of USA、ロサンゼルス新工場の新酒初揚げ(初しぼり)の披露を同工場で行った。12月中旬に仕込みを開始した同工場の「しぼりたて」は10本目であるが、仕込みをしてから約3週間かけて発酵させた「もろみ」を圧搾機でしぼると、アルコール度数約19度の薄いこはく色の新酒がホースを伝って垂れ口(タンク)へ。コメの香りが酒蔵に漂うなか、工場長らが口に含み、味や香り、コクなどの出来栄えを確かめた。日本から出席したYAEGAKI
Corporation of USAの社長(C.E.O.) 長谷川雄三も利き酒した。
工場長の麗子ウェイドは「新工場で初めての仕込みとあって緊張したが、ヤヱガキ酒造本社から杜氏補佐らが半年近くも長期出張し、手を掛けた甲斐があり、口当たりのよく、さっぱりとしたキレの良い辛口の理想的な酒に仕上がった」と話していた。
初しぼりした新酒「清酒 八重垣」は今後、火入れ(殺菌)処理をして貯蔵タンクでじっくり熟成させた後、4月末から5月にかけて全米に出荷される。
YAEGAKI Corporation of USAは1987年に創業以来、清酒を現地生産・販売してきた。昨今の米国における日本酒市場は多様化とともにお客様の品質へのこだわりが年々高まっており、1999年には独資の会社形態に変更し、更なる「品質へのこだわり」を求めてきた。ここ数年、米国の清酒需要が一気に増加したことを受けて、昨年10
月には念願の新工場を竣工し、限りなく高品質の追求と需要に応える数量的安定を図っている。